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プロジェクトについて

経緯

筑波大学とグルノーブルとの間には長い連携・交流の歴史があります。理工学分野では2002年に当時のジョセフ=フーリエ大学と筑波大学の数理物質科学研究科との間の交流協定の締結を以て連携の嚆矢とします。その後、2007年の全学の交流協定を経て、2016年には筑波大学の海外教育研究ユニット招致の枠組みでグルノーブルより教員を招聘し、筑波大学、グルノーブル・アルプ大学、およびエア・リキッド社の連携による共同研究室が発足したのが、現在のJ-FASTの原型と言えます。またその間、数理物質科学研究科において博士課程(2015)、修士課程(2018)のダブルディグリープログラムが開始されました。今回のJ-FASTの発足は、このような両大学間の連携・交流の集大成と言え、今後、益々の発展・拡大が期待されます。

ディレクター

Director

黒田 眞司 (筑波大学 数理物質系・教授)

Co-director

Marceline BONVALOT (Associate Professor, Université Grenoble Alpes)

ご挨拶

グルノーブルとの共同研究拠点J-FASTの設立に至ったことは私たちにとっても大きな喜びです。CNRS、UGAの方々をはじめ、設立に向けて努力して下さった方に心より感謝申し上げます。

筑波大はグルノーブル大とはこれまで教育、研究の両方で活発な交流、連携を行ってきており、既に共同研究を行っているグループもパートナー既に数多くの学生の相互派遣、共同研究を行っています。このJ-FASTの設立を契機に、さらに連携が発展し、既に行われている共同研究が進展するだけでなく、新たな連携の枠組みが生まれることを期待しています。加えて、この日仏間の連携が、研究成果だけでなく、人材育成においても貢献することを期待しています。特に若手研究者や学生の方々が、国際的な環境の中で研究を行い、異文化に触れながら切磋琢磨するという経験を積んで、世界に羽ばたいて行って貰いたいと切に願っています。私たちは、若い方々のためにそのような環境を整備するための努力を惜しまないつもりです。

最後に、関係するすべての方々に感謝を申し上げると共に、今後益々のご支援、ご協力をお願い致します。